こんな風に言ってみたら伝わりやすい
どんな言葉を使うと相手に伝わりやすいのか?
味方を増やす口説きの技術
P.235
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どんな説得場面でも、
あなたの聞き手は実はふたりいる。
「理性」という計算機と、
「直感」という決定権者である。
前者に対しては主張と証 拠を
提示しなくてはいけないが、
それだけでは足りない。
後者から見てとっ つきやすく、
行動の契機となりやすいような形で
アイデアを売り込まない限り、
成功は望めないだろう。(中略)
人はビジュアル化しやすいアイデアには
敏感に反応する。
ビジュアルは記憶から
引っぱり出しやすいからだ。
心理学ではこれを、
記憶の「利用可能性」現象と呼ぶ。
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人はイメージできないことを
提案されても反応できません。
ピンと来ないのです。
例えば、バイトをする学生に
1年で売上が1億円になるビジネス
と言うよりも
時給3000円の仕事だと言うほうが
通常は分かりやすいものです。
逆に会社の経営者などには
時給よりも売上規模を伝えたほうが
イメージしやすいでしょう。
このようにどんなに凄いアイデアでも
相手が想像できないようなことは
全く伝わらないのです。
というわけで、誰かを説得したいなら
直感に訴えかけるのを意識して
相手がイメージしやすいように
伝えてみるといいかもしれませんね。